ビックスクーター スカイウェイブ ハンドル交換
今日は、スカイウェイブのハンドル交換のレビューを書きます。ドライビングポジションを、少し後ろにしたい方と、ハンドルの間にセットする“バー”が欲しい人にオススメのハンドル交換です。
純正のハンドルでも取付位置を少し調整すれば、若干のハンドル位置の変更はできますが、大幅なポジションの変更となると交換が必要です。また、ハンドルの間にセットするバーについては、純正のハンドルに装着できる物もあるようですが、スズキ スカイウェイブ CJ43に合うバーがなかったので(正確にはハンドルのサイズや曲がり具合によります。私のバイクを見てもらったバイク屋さんだと、このバイクに合うバーはないのでは?との話です)、バー付きのハンドルに交換する事になりました。加工して付ける自信がある人は、ハンドル交換しなくてもOKかもしれません。
今回、取り付けるハンドルです。真ん中にバーが付いているのが見えます。これが、ドリンクホルダーを付けたり、少し大きめの荷物を引っかけるのに役にたちます。
作業の手順は、ハンドル周りに付いている部品を外し、ハンドルを外す。言葉で書くと簡単ですが、作業は少し面倒です。
流れは以下の通りです。
1.ハンドルを固定しているセンター部分にあるネジを軽く緩める。(六角レンチを使用)
2.ハンドルの端に付いている手で握る部分(グリップ)を外す。左側はパイプにグリップが付いているだけですが、右側はアクセルにグリップが付いているので、注意して外します。かなり固いですが、内側よりドライバーをコジッて少し入れ、一周グルっとドライバーを回してハンドルに密着している部分をはがすと取りやすくなります。あとは、ぐりぐりと回しながら引っこ抜く感じで抜き取ります。ネジなどの部品で固定されている訳ではないので、根気良く外しましょう。
3.ライトのHi、Loを切り替えるスイッチやウィンカースイッチが付いている、スイッチボックスとブレーキレバーを外します。スイッチボックスは下からプラスドライバー、ブレーキレバーは8mmのメガネかラチェットで外します。
写真はアクセル側のグリップを外した状態です。左側はネジを外して部品が外れますが、右側はアクセルが残ります。すべてのネジが外れたら、最初に緩めたハンドルを固定しているセンター部分のネジを外し、ハンドルをズラしながらアクセルを抜き取ります。
ハンドルを取り外した状態です。外したブレーキレバーやアクセルにはアクセルワイヤーやブレーキホースが付いたままなので、テープなどで固定して置きます。(ブラブラさせない方が良いので、あまり固定できる場所はないですがワイヤーやホースに無理な力がかからないようします)
あとは、逆の手順で新しいハンドル、スイッチやレバーを取り付けて完了です。取り付ける時には、最初からネジをキツく締めるのではなく、仮止めをしながら位置を合わせて付けます。
作業完了の写真です。ハンドルの形状も変わり、雰囲気がかなり変わりました。今回は純正とサイズがあまり変わらないハンドルを選びましたが、カスタム色を出したい人やデザインを重視する人はブレーキホースやアクセルワイヤーも交換が必要になりますので(ワイヤーやホースの長さが足りなくなるので)、購入前にどんなカスタムをしたいのか検討した方が良いと思います。
ちなみに、純正と交換できる今回のハンドルでも、ポジションは若干手前に、位置も少し下がりました。それと、今回の作業で一番欲しかったハンドルの間に付いているバーがありますので、暑い夏のドライブに必要な水分補給もドリンクホルダーがあれば簡単にできます。
見た目、実用性の両方に満足のできる、ハンドル交換のレビューでした。