スカイウェイブ オイル交換のやり方
先日、永い眠りから覚めたスカイウェイブ、今回はオイル交換をしました。
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上の写真はエンジンを下から見たところです。ちょうど写真のまん中辺りにドレンボルト(ネジ)があります。
ドレンボルトは17mm。このように、少し長めのメガネレンチを使うと外しやすいです。ドレンボルトが固い時があるので、ラチェットはメガネでネジを緩めてから使いましょう。
ネジを外すと、このように汚れたオイルが出てきます。ドレンボルトはネジを回す要領で外しますが、取れる直前は手で回し、外すと同時に避けないと、手がオイルまみれになるのでコツが必要です。
オイルは抜け切るまでに多少の時間がかかりますので、しばらく放置です。当たり前ですが、サイドスタンドではなく、センタースタンドを立てて作業します(エンジンが傾いたままだと、十分にオイルが抜けきらないので)。
オイルがほとんど出てこなくなったら、逆の手順でドレンボルトを締めます。ボルトを締める力加減は、手で締めて回らなくなった所から、メガネレンチで数回“トントン”と締める方向へたたく程度で大丈夫です。正確にはトルクレンチを使ってでしょうが、そんな物を持っている人の方が少ないので。また、外れる心配をしてガッチリ力をかけて締めるのは絶対にNGです。エンジンに直接付いているのがドレンボルトですので、万が一ネジ山をナメッてしまう事になったら大変です。
ちなみに、ドレンボルトにはパッキンが付いており、ほとんどの作業手順書にはパッキンも交換をするように書いてありますが、個人的にはパッキンがダメになっていなければ交換の必要はないかと思います。心配な方は、作業をする前にパッキンも購入しておきましよう。
無事にオイルが抜けたら、次はオイルを入れます。写真で少し分かりづらいのですが、画像中央より左上辺りにある黒いキャップが外れている所がオイルの注入口です。このオイルキャップには、オイルの分量を測るレベルゲージが付いていますので、適量をいれたら一度オイルキャップを閉め、量を確認しながら補充していきます。オイルの分量は、オイルキャップの近くに“1900ml”と書いてある通り、1.9Lです。これは、オイルの抜き替えのみの量ですので、オイルフィルター(エレメント)も交換すると、ちょうど2L位を使うようです。今回はオイルフィルターは交換していませんが、オイルフィルターの場所はオイルキャップの右下にある六角ネジ3つで止まっているカバーの中にあります。オイルフィルターを交換する場合には、オイルを下のドレンボルトから抜き終わった時点でフィルターを交換します。
すべての作業が終了したら、エンジンをかけて問題なければ完了です。念のため、エンジンをかけた時に下回りのオイル漏れなどがないかチェックをしましょう。
今回は作業ができる環境が整った場所でオイル交換をしたので、文章の通りの流れですが、自宅や適当な場所で作業をする際には、オイルの他に廃油(抜いたオイル)を処分するパックなども必要です。カー用品店などでも売っています。