シンガポールの電車(MRT)事情。 シンガポールへ観光 旅行
せっかくなので、シンガポールの電車に乗ってみました。用事はなかったので、電車に乗る事だけを目的に1駅を往復。写真は、宿泊したリッツカールトンホテルから徒歩で10分以内にあったプロムナード駅。
券売機です。初めて見る機会ですので、さっぱりわかりません。自分の居る駅の名前を探し、隣の駅までの切符を買います。
購入ボタンを押して出てきたのがこちら。クレジットカードと同じようなサイズのカードが出てきました。PASMOやSuicaと同じように、改札口にあるタッチパネルへピッっとしてホームへ入場するようです。
改札口の風景。プロムナード駅の周りにはあまり住宅や商業施設もなく(PARCO(パルコ)に直結していました)、平日の日中だったためか人はあまり居ませんでした。改札口には切符を入れる所はなく、すべて先程のカードをタッチする仕組みのようです。
プロムナード駅の改札口より地下にあるホームへ向かうエスカレーター。回転している、ベルトを回す歯車のような物が見えるのが新鮮です。
地下のホームの風景。ガラス張りの扉で仕切られていて、日本で言えば都営三田線あたりの白金台の駅のような感じです。電車が到着して、乗り降りの時だけ扉が開きますので、転落の心配はない造りでした。
電車の中の風景。通路の真ん中にはつかまる事ができるバーが多かったです。天井は少し低めでした。イスはプラスチック製のような感じで、日本の電車のようにフカフカした座り心地ではなかったです。
扉の上に貼ってあった、簡単な路線図。
“電車に乗る”事が目的でしたので、とりあえず一駅でおりました。隣の駅はニコルハイウェイ駅。こちらの駅も、構内は広くエアコンもしっかりと効いていました。
ニコルハイウェイ駅の改札口の風景。こちらの駅は、駅員さんの窓口がありました。
ニコルハイウェイ駅の地上に出た所の風景。名前の通り、ハイウェイに面した場所にある駅でしたので、周りにはほとんど何もないです。この駅も、直結したビルが一つありましたが、行っていないので何かはわかりません。
こちらがニコルハイウェイ。名前の通り、ハイウェイになっています。バイパスのような感じで、スピードを出している車も多いです。ハイウェイに面してバス停がありました。バスは乗り方が複雑そうでしたので(分からなかったので)あきらめて、またプロムナードの駅に戻ります。
こちらがバス停。
電車の先頭に運転席はなく、最前列まで行く事ができます。地下鉄でしたので、先頭からの風景はまるでディズニーランドのアトラクションのよう。ライトが照らす線路とだけが見えます。
ちなみに、こちらの写真がオーチャードロード駅の切符売り場の風景です。時間は夜の21時くらいかと思いますが、人が多い場所では電車に乗る人も多いようでした。
オーチャードロード駅からは電車に乗っていませんが、乗車する人が多い駅と少ない駅の雰囲気は全然違います。ですが、今回乗車をしたプロムナード駅、ニコルハイウェイ駅も構内の規模は大きかったので、通勤時間になると利用者が多いのかもしれません。
シンガポールではタクシーも日本に比べ安いですが、さらに価格が安く時間も読める電車もオススメです。構内は奇麗で清潔、案内板も分かりやすく表示されていますので、目的地の名前が分かっていれば問題なく行く事ができると思います。現在は4つの路線が走っているようですが、見慣れない行き先の表記なので、利用する際には事前に調べてからの方が良いと思います。電車の運賃はシンガポールの本島内を最初から最後まで乗っても2ドルちょっとのようです。(今回の1駅の移動は1ドルちょっとでした。)MRTはMass Rapid Transit の略のようで、中心部では地下鉄として、郊外では高架を走る電車のようです。ちなみにオーチャードロード駅からリッツカールトンの近くのプロムナード駅へ電車に乗って帰るには、乗り換えが必要なようなので、夜間に間違っては困るために断念しましたが、時間に余裕があるようなら電車の旅も楽しいと思います。
切符に関してですが、今回買ったのはスタンダード・チケット。これは、いわゆる普通の切符で、乗車のつど駅構内の自動券売機(GTM)で購入します。普通の切符といっても、日本のような改札口へ入れられる紙製ではなく、ICチップが埋め込んであるプラスティック製のカードです。
スタンダード・チケットは一回限りの使い捨てではなく、回収して繰り返し使います。そのため、購入時に運賃に上乗せしてデポジット(保証金1ドル)を支払い、降車駅で自動改札機を通ったあと、駅構内の自動券売機にスタンダード・チケットを投入して(返却ボタンがあります)デポジットの返金を受けるシステムなっているようです。スタンダードチケットは、基本的に降車駅で返却をする事になると思いますが、購入後30日以内ならいつ返却をしても良いようです。降車時に急いでいる時などは、後日、他の駅の自動券売機で返却してもOK、1ドルも返金されます。たくさん電車を使うような旅行なら、PASMOやSuicaのようにチャージできるezリンク・カード(ez-link Card)や、有効期間内は乗り放題のシンガポール・ツーリスト・パス(Singapore Tourist Pass)《※この2つのカードは路線バスにも使えるようです。 》の利用もできるようです。
※文中のドル=シンガポールドルです。
いよいよシンガポール旅行も終わりが近づいてきました。次回は、帰国までの最後の時間をお伝えしたいと思います。
続く